雀のお宿

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Posted by omurostaff | Posted in スタッフブログ | Posted on 19-05-2014

近所のお宅の軒下に燕が巣を作りました。
母燕がせっせと餌を運んでいる様子が時々垣間見え、
『どこの世界もお母さんは大変ね~』、と妙な連帯感を覚えています。

燕や雀は春先から7.8月にかけてが繁殖・子育て期らしく、
しばらくはこういった風景があちらこちらで見かけられることと思います。

昨年の今頃、自宅に帰る途中の路地の片隅にふわふわとした
薄茶色の毛玉が落ちていました。
近づいてみるとその毛玉、動きます。
そっと拾い上げ、よく見ると、雀の雛。 まだ巣立ちまでは間がかかりそうな状態のようです。そのままにしておくわけにもいかず、家に連れて帰り、やれ保温だ、餌は練ったご飯粒が良いらしい、と家族を巻き込んでのひと騒動。そうこうしているうちに愛着も湧いてきて『ちゅんこ』と命名し、しばらくは家屋内で世話をすることになりました。

その後は日当たりのよい縁側に巣箱を置き、家人が目を配りながらの様子見です。

ある日、帰宅してみると雛がいません。定点観測していた父に尋ねると『親鳥らしき雀が来て、その後しばらくしていなくなったぞ』と。 それが本当ならば良いのですが。

元気でいれば、あの雛がもう親鳥になっている頃でしょうか。

もし、雀のお宿に招待されることがあれば、欲張らず、小さいつづらを選ぼうと思います。

ちゅんこ


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