７月、文月です。
といっても昨今は筆をとり、葉書なり封書なりを認める(したためる）機会はぐっと減り、殆どの言葉のやり取りはメールに頼っているのではないでしょうか。商談だけではなく、日常のちょっとした家族間のやり取り、友人間の連絡もメール頼み。
昨夜から今現在（7/13 午後）にかけてauで通信障害が発生したらしく、メール受信がままならないそうです。
AさんからBさんに送信はできるのにBさんが受診できないという状態がもう半日近く続いています。
私の携帯電話も昨晩から一通もメールが届かないままです。
とはいっても私なぞはせいぜい『晩御飯のおかずは○×だよ』、だの
『探してたメガネ、お風呂場におきっぱなしだったよ』程度の届かずとも大して困らない内容ばかりなのですが、この通信障害に因って破局した恋人同士などもあったのではなかろうかしら、と色々妄想してしまいます。
メールが普及してから、言葉の重みが薄れたように思います。感情のままにボタン操作で紡いだ文章が碌に校正もされぬままにクリックひとつで相手に届いてしまう。表情や、言葉の選び方で伝えるべきものを絵文字に頼り・・・
メールが届かない事でいつもなら簡単に済ませてしまう家族への連絡も電話で。声を聴いて、その様子から体調や機嫌まで感じながらの会話になんとなく心が温かくなります。
文月。もう一度言葉の重みに思いをはせてみるのも良いかもしれませんね。