文月に想う

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Posted by omurostaff | Posted in スタッフブログ | Posted on 28-07-2014

7月、文月です。
文月の由来は七夕の日に書物を虫干しする風習があったことから、文披く月→文月と呼ぶようになった、という説があるようです。

先日、実家の納戸整理をしました。
両親がずいぶんと物持ちが良い質で、私が子供の頃読んだ本や日記がまだそのまま残されていました。
今更虫干し、というわけでもないのですが手に取って頁を繰っていると、本の内容だけではなく、その本を夢中になって読んでいた頃の情景、空気、等々色々な事が蘇ってきてなんとも言えない気持ちになります。

本を読んで、衝撃を受ける、涙を流す、という体験は20代迄だったように思います。

歳とともに老いるのは体だけではなく感情や感受性も、かもしれません。

結婚適齢期や出産適齢期があるように、読書適齢期、もあるように思います。
本の内容にもよりますが、読むタイミングを逃さないように、
その時期に読んでおくべき一冊に出会えるかどうか。

これからの人生、まず身体メンテナンスも勿論大事ですが、
感受性の維持、向上にも意識を向けていきたい、と思った
文月の夜でした。