2015年10月21日。 特になんということもなく過ぎてゆく秋の一日、のはずですが、一部では大変話題になっているようです。
1989年に公開されたBack to the future Part2 で主人公の二人、マーティとドクがタイムトラベルしてやってきた未来が、今日、10月21日なんだそうです。
公開時、中学生だった私は映画の中で描かれる夢のような未来に心ときめかせていました。
画像が飛び出す映画、宙を浮くように滑るスケートボード、指紋認証機械、テレビ電話・・・
現実世界でもいくつかはすでに実現、更に進化しています。
3Dどころか4D、飛び出す上に匂いまで感じることできる映画、
スマートフォン・・・
たった30年の間に随分便利な世の中になったものです。
当時は携帯電話や、ましてやメールなどもなく人とのやり取りは
顔を見て、声を聴いて、文字を書いて・・・・でした。
相手の考え、感情が良くも悪くも伝わりやすい社会だったように
思います。
今は誰にも気づかれずに人の悪口を言うことも、陥れようとすることもしようと思えはできる世の中。
SNS,ネット掲示板、LINE・・・ 相手の顔を観る事なく、声を、反応を聴くことも必要とせずに一方的に人を攻撃する事が出来てしまう。
今朝、自宅の壁に貼り紙がしてありました。
曰く 『我が家のルール』
1：家ではけいたいをさわらない
2：一人でかいけつできない事は必ず相談する
3：はらがたったらしんこきゅうするかお茶を飲む
4：いやな事があったらすねずにごまかさずになんでいやかを
口に出して説明する。
5：へんじ＆ あいさつ
（ほぼ原文/文字まま）
小学3年生の子供が貼ったものです。
朝、これを読みながら暫く考え込んでしまいました。
当たり前のことだけど、なかなか難しい。
自分の感情を整理して、相手と向き合って、ちゃんと言葉にして伝える。気持ちよく返事、挨拶をする・・・
30年前の世界では今よりももっと上手に、当たり前にできていたことなのかもしれませんね。便利さと引き換えになにか大事なものを亡くしていないかな？
私にとってはBack to the Basic/Past な一日でした。
